トピックス

topics


elama創業ストーリー episode.0(前半)

2024年5月10日 | 特集


「覚悟」を決めた時



「最期まで自分らしい生き方を」

―この言葉は、がん・難病緩和ケア専門施設「elama」の基盤となるコンセプトワードである。


このコンセプトが生まれた背景には2人の男の「覚悟」があった。

創業に至るまでの東社長と藤田社長の熱い思いや、

順風満帆にはいかなかった創業のエピソードを聞いた。

(以後、敬称略し東、藤田と呼ぶ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もともと、二人は20~30代の時、三重県の同じ医療現場で働いていた。


東は看護師として、現場を取り仕切っていた。

一方の藤田は、マネージャーやコーディネーターとして、

現場をスムーズに進行させる役割を担っていた。 


仕事自体には不満はなかった。

たくさんの気の合う仲間や、気にかけてくれる上司、

そして何より、

助けを要する人に寄り添い、その人の人生を少しでも良くするような医療の仕事が

自分たちには合っていると感じていた。



しかし、その後二人は職を辞することを決意する。


「自分たちの能力をもっと活かせる場所があるのではないか?」と、


東は新しいタイプの医療サービスを提供する法人を設立すべく独立。

藤田も全く異なる業界の経営に携わることを選ぶ。



藤田は転職先の奈良県の会社で経営の一端を担い、

その会社では、

なくてはならない存在に。

しかしながら経営に深く関われば関わるほど、

藤田の心の中には、

「この事業の未来には本当に希望があるのだろうか?」

と疑問を抱くようになる。



時を同じくして、

東が創設した会社は、はじめこそ順調だったものの、

徐々に雲行きが怪しくなっていく。

それまで、いかに自分が大きな組織の傘の下で仕事をしていたのかと痛感し、

「これは次の手を考えないと」と悩んでいた。


【後半へ続く】