入居対象者

1.入居可能な基礎疾患

  • がん(高齢者がん、手術できない・しないがん、術後再発、化学療法、放射線治療中、緩和ケアを行っている、オピオイド使用中、がんはあるが治療をしない方向性にあるもの)
  • パーキンソン病
  • 進行性核上性麻痺
  • 脊髄小脳変性症
  • 大脳皮質基底核変性症
  • 重症筋無力症

  • 多発性硬化症
  • 多系統萎縮症
  • 線条体黒質変性症
  • オリーブ橋小脳萎縮症
  • プリオン病
  • 頸髄損傷

  • 進行性筋ジストロフィー
  • 球脊髄性筋委縮症
  • 後天性免疫不全症候群
  • シャイ・ドレガー症候群
  • ハンチントン病
  • ライソゾーム病

  • 脊髄性筋萎縮症
  • スモン
  • ALS
  • 亜急性硬化性全脳炎
  • 副腎白質ジストロフィー
  • 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
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2.入居可能な状態

  • 人工呼吸器装着中
  • 非侵襲的陽圧換気 NPPV(Bipapマスク)
  • 気管カニューレ挿入中

3.入居可能な年齢と状態

①又は②に該当すれば入居可能となります。

  1. 60歳以上で
    1.入居可能な疾患 又は
    2.入居可能な状態
    に当てはまる方
  2. 60歳未満で介護保険を受け、
    1.入居可能な疾患 又は
    2.入居可能な状態
    に当てはまる方
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対応可能な医療処置・管理

  • 胃瘻
  • 経鼻栄養
  • 腸瘻栄養
  • 中心静脈栄養
  • CVポート
  • PICC

  • 末梢点滴
  • 酸素管理
  • 人工呼吸器
  • 気管切開
  • 永久気管孔
  • 吸引

  • BIPAPマスク
  • CPAPマスク
  • 膀胱留置カテ
  • 導尿
  • 腎瘻
  • 膀胱瘻

  • ストマ
  • 血糖測定
  • インシュリン
  • 褥瘡処置
  • 創傷処置
  • 腹膜透析

  • 麻薬管理
  • シャント管理
  • 摘便
  • 浣腸
  • 体内式ペースメーカー

対応可能な感染症

  • C型肝炎
  • B型肝炎
  • MRSA
  • HIV
  • 疥癬
  • 梅毒
  • 緑膿菌

外部受診で受け入れ可能な医療処置

  • 血液透析
  • 輸血
  • 化学療法(点滴)
  • 放射線治療
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私たちの想い

  1. がん・難病に寄り添う
    私たちの覚悟

    がんは不治の病ではなくなっている部分もありますが、年間40万人程度の方ががんで亡くなっています。
    また、指定難病も現在338疾患認定されています。希少性や治療法の確立がないなど様々な要因から難病指定と認定されます。

    誰しもがんや難病と宣告されたら絶望感や不安が襲ってくるでしょう。どうしよう。生きていけるのか。苦しいのか等。
    その時誰しも考えることは治療のこと。
    そして、自分の生きれる時間の勘定、死までの時間の勘定。


    私たちは、がん・難病患者様の苦痛や治療の難しさ、さらにはその患者様を取り巻く家族や友人を含め、最善のケアを考えることに情熱を持ち、最良の緩和ケアを提供する使命を持っています。

    そして、「最期まで自分らしく」生きることを大切にし、納得のいく人生の締めくくりをお手伝いすることに強い想いを込めて取り組んでいきます。

  2. がん・難病の現状を
    正しく知ること

    がんや難病のことを正しく理解することで様々な葛藤や不安が払拭できることもあります。
    また、残された時間がわずかで有限であれば、いかに残された時間を過ごしていくのかを考えることができます。

    これらは正しく病気や状態を理解し、自己と家族が治療や生活をどのように考え、実行するかが問われます。
    私たちは治療を否定することはありません。


    ただし、私たちが担う緩和ケアの中では治療とともに、苦痛をいかに緩和するのか、人生をどのように送るのかを重視します。

    一人ひとりが状態が違うからこそ、状態や治療、予後を正しく理解することを共に考えていきます。

  3. がん・難病支援の
    課題に向き合う

    なぜ私たちががん・難病支援に取り組むのか。現在日本の入院してからの在院日数は12日程度。病院で治療できる日数は限られています。医療が必要な時期でも退院し、通院や在宅、施設で治療を継続するしかありません。

    がん・難病患者様の場合、退院しても医療を必要とすることが大いにあります。呼吸管理、疼痛管理、栄養管理、リハビリ。

    人として最期まで生きていく上で必要な医療やケアは多々あります。その必要とされる医療的なケアと知識、マンパワーを介護と融合し提供している施設は数少ないのが現実です。


    緩和ケアは、病院だけではなく在宅や介護施設でも実現できると考えています。

    そのため、中心的な医療・介護融合型の施設を立ち上げ、がん・難病患者様への緩和ケアに特化した場所を提供することで、ケアを受ける場所に関する切実な課題に取り組んでいきます。

  4. お金と医療福祉の
    壁に立ち向かう

    医療を提供する多くの施設は高額な月額料金がかかることも少なくありません。
    在宅や施設で介護・医療を受けながら生きていくことはたやすいものではありません。毎月の支払ができないから医療をあきらめる、施設をあきらめるということをなくしたいのが私たちの考えです。
    介護施設に直面した患者様や家族、また大病を患った患者様や家族しかわからないお金と医療福祉の壁の現実。
    患者様だけではなく、家族にのしかかる負担により良好であった家族のバランスが壊れていく現実。


    私たちは施設が高収益な仕組みを作ることで、毎月の利用者の月額の支払いを低くしても運営ができる仕組みを考えました。
    会社が収益を得たものを、利用者へ還元する仕組みが私たちの考えです。

    お金のあるなしで受けたい医療の壁を作らないこと、いつまでも良好な家族関係を保てることを実現させていきます。