【5】「?」との出会い:前に進み出す
「もし可能であれば、一度施設にお越しください」
そう答えることがその時は精一杯だったが、
結果的に電話のみの質疑応答に終わらず
顔を合わせてじっくり話し合うことができたことは
その後のelamaにとって大きな財産だった。
お互いの理解がより深く進んだことに
功を奏したのだった。
ようやく患者さんや、そのご家族の胸の内にある
・何に困っている?
・今どんな気持ち?
・本当に心から望んでいることは?
など、
たくさんの「?」に出会うことができた。
そしてこの「?」に出会えば出会うほど
それに対して提供できることを
言葉や形にすることができた。
かくして、elamaに深く納得いただき
はじめての入居が決まったのだった。
(続く)