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elama創業ストーリー episode.7-③

2025年2月19日 | 特集


【7】経営の壁:elamaの羅針盤

要は「議題の深掘り」以前の問題。
「会議をどう進めるか」自体を考える段階だった。

そこで東は、
自ら「事項書」を作成することにした。

議題を事前にまとめて出席者へ配布し
その内容に沿って進行するよう、全員へ呼びかけた。

東がまとめた事項書どおりに議事を進めるため、
自然と会議はスムーズに回り始めた。

スタッフ全員にも「報告・連絡・相談」という
業務の基本が徹底され、会議を重ねるにつれ
これまで見られなかった、スタッフの業務姿勢にも
変化と改善の兆しが見えてきた。

「確実に、前進をしている。」

東はそう手応えをつかんだ。

その思いが強まるほど、
会議中、東の熱は高まり、
ときには厳しい言葉も飛び交った。

そして、その甲斐あって成果が現れた。

elamaが利用者へ届ける
モノ・コトが、形を帯び始めている。

そんな手応えがある。



…ところが、

藤田だけは別の視点で
この流れをひそかに観察していた。


そう、鷹の目で。

(続く)